【あさイチ】アレルギー対策と予防[金属類・ヘアカラー・化粧品]

なにかお悩みですか?

2024年6月2日放送『あさイチ』でアレルギーの対策と予防について紹介されました。

教えてくれたのは藤田医科大学教授の矢上晶子さんです。

アレルギーの種類は、主に以下の3つが挙げられます。

  • 金属アレルギー
  • ヘアカラー剤のアレルギー
  • 化粧品アレルギー
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【あさイチ】金属アレルギーの対策と予防

金属アレルギーの特徴

金属アレルギーは、ある日突然、肌がかゆくなってしまうことがあります。

金属アレルギーには次のような特徴があります。

  • 汗をかく夏に特に注意が必要です。
  • 50人に1〜2人が発症すると言われています。
  • 特に40代の女性に多いです。

藤田医科大学教授の矢上晶子さんによると、「刺激による肌トラブル」と「金属アレルギー」の違いは、前者は基本的に1日で治りますが、後者の場合は症状が数日から1ヶ月続くことがあります。

金属アレルギーは、汗で金属成分が溶け出し、皮膚に入り込むことで発症します。

特にピアスは注意が必要です。

金属アレルギーを引き起こしやすい金属には次の3つがあります。

  • ニッケル:アクセサリーや硬貨に広く使用されています。
  • コバルト:アクセサリーによく使われます。
  • クロム:革製品にも含まれていることがあります。

具体的には以下の通りです。

  • ニッケル:多くのアクセサリーや硬貨に使用されており、非常に一般的です。
  • コバルト:アクセサリーの他、様々な用途で使用されています。
  • クロム:革製品や一部の金属製品にも含まれています。

最終的に、どの金属にアレルギーがあるのかを知るためには検査が必要です。

矢上教授も、正確な診断のために検査を受けることを勧めています。

金属アレルギーかどうか検査してみる

「パッチテスト」は、試薬を皮膚に48時間貼ることで行われます。

これにより、複数の金属アレルギーを調べることができます。

料金は1000円から5,800円程度かかります。

検査を受ける際の注意点は以下の通りです。

  • 時期に注意:夏場に検査を行っていない病院もあります。
  • 検査開始日などの確認:検査を開始する日程を前もって確認しておきましょう。
  • 検査結果の保管:検査結果はきちんと保管しておくことが重要です。

金属アレルギーを確実に診断するためには、適切な時期と方法でパッチテストを行うことが大切です。

金属アレルギーのアクセサリー選び

お店やオンラインショップでアクセサリーを購入する際、残念ながら成分が記載されていることはほとんどありません。

例えば「18K」と表記されていても、アクセサリーが一種類の金属だけで作られているわけではありません。

そのため、販売員に「どの金属が含まれているか」を確認することが重要です。

既に持っているアクセサリーに含まれている金属を調べるためには、「ニッケルやコバルトの検出キット」を使用することができます。

現在、この検出キットは市販されていませんが、現在は病院で相談すれば使用可能かもしれません。

金属アレルギーの予防に役立つアイテム

アクセサリーのコーティングにアレルギーコーティング剤を使うことで、金属アレルギーを予防・軽減することが可能です。

アクセサリーに塗布することで金属アレルギー対策となり、さらに金属の変色防止効果も期待できます。

ただし、使用を始める前に、まずはテストを行ってから使い始めるようにしましょう。

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【あさイチ】ヘアカラーアレルギーの対策と予防

ヘアカラーアレルギーとは

ヘアカラー剤のアレルギーは、ジアミンアレルギーとも呼ばれます。

このアレルギーは、かゆみや肌荒れを引き起こします。

日本人はジアミンアレルギーになりやすいとされています。

「刺激による肌トラブル」と「ジアミンアレルギー」の違いを見分ける方法は以下の通りです。

・刺激による肌トラブルの場合

症状:痛み、熱感、かゆみ

症状が出る期間:染めている最中が中心で、洗い流すと和らぎます。

・ジアミンアレルギーの場合

症状:かゆみ、赤み、湿疹、腫れ、顔の腫れ、頭皮からの滲出液。全身がむずむずすることもあります

症状が出る期間:染毛してから半日ほどで症状が現れ、48時間後に最もひどくなることが多いです

ジアミンアレルギーの場合、30分ほどで症状が出る「アナフィラキシー」もあります。

見分けがつかない場合は、検査(パッチテスト)を受けましょう。

病院だけでなく、サロンでもパッチテストができるそうです。

ヘアカラーアレルギーを予防するには

ジアミンアレルギーがある場合、ヘアカラーを使わないという選択肢もあります。

それでも使う場合には、次の2点に注意しましょう。

・保護クリームやバームを塗る

・皮膚の状態が悪いときは避ける(赤みやかゆみ、湿疹がある時やアトピー性皮膚炎などの症状がひどい時)

また、ジアミンを含むカラー剤の使用頻度を減らすことも重要です。

ジアミンアレルギーでも髪を染める方法

アレルギーがあっても髪を染めたい場合には、以下の方法がおすすめです。

  • ヘナ
  • ヘアカラートリートメント
  • ワンデーリタッチコスメ
  • ヘアマニキュア

「ヘナ」はジアミンアレルギーの方でも使用できます。

100グラムあたり約1000円から購入可能です。

美容ジャーナリストの伊熊奈美さんもヘナ染めを推奨しています。

ヘナで白髪を染めるとオレンジ色になり、髪全体が明るくなります。

ヘナは自宅で手軽に染めることができ、使い続けると色持ちが良くなります。

美容室でもヘナ染めを行っているところがありますが、ジアミンが含まれていないか確認が必要です。

サロンで染めるなら「ヘアマニキュア」も選択肢に入ります。

ヘアマニキュアは2〜4週間で色が落ちますが、気軽にさまざまな色を試せるのが魅力です。

【あさイチ】化粧品アレルギー

化粧品アレルギーの原因は、含有される色素などの成分によるもの、とされていますが、はっきりとした原因が分からないことも多いです。

たとえば、赤色の色素(コチニール色素)が含まれたお化粧品を使って大丈夫なのに、同じコチニール色素が含まれた食品を食べてアナフィラキシーショックを起こす人もいるようです。

化粧品アレルギー対策

矢上先生のアドバイスによると、新しい製品を試す際は「一つずつ」試してみるのが安心です、とのこと。

使用して数日間問題がなければ、本利用するのです。

また、ジェルネイル・アレルギーが増えていることにも注意が必要です。

ジェルネイルは、硬化前のジェルが皮膚に付くことでアレルギーを引き起こすことがあります。

しっかり固まるまで待つことが非常に重要です。

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