2024年3月31日に放送された『健康カプセル!ゲンキの時間』では、名医たちが健康法について紹介しました。
この特集に登場したのは、次の3人の医師です。
- 国立消化器・内視鏡クリニックの院長であり、医学博士の吉汲祐加子先生。
- 武蔵野赤十字病院の副院長であり、消化器内科部長で医学博士の黒崎雅之先生。
- 眠りと咳のクリニック虎ノ門の院長であり、医学博士の栁原万里子先生。
春は気温や気圧の変化が激しく、体調を崩しやすい時期です。
したがって、これら名医の健康法を参考にして、健康管理に努めることが重要です。
【健康カプセル!ゲンキの時間】胃腸をいたわる・肝臓を守る・正しい睡眠
番組で示された名医の健康法は次のとおりです。
- 胃腸をいたわる方法
- 肝臓を守る方法
- 正しい睡眠法
【健康カプセル!ゲンキの時間】胃腸をいたわる方法[吉汲祐加子先生]
吉汲先生が紹介した、毎日の胃腸ケアのルーティンをご紹介します。
②腸に嬉しい朝ご飯
③音楽でリラックス(診察中にBGM)
④ランチの後は昼寝(20分)
⑤夕食の基本は鍋もの
⑥楽しんで仕事をする
⑦1日の〆にヨガ
①朝イチのプール
朝のプールでのエクササイズは、基礎代謝を促進し、脂肪の燃焼を助け、血糖値の急上昇を防ぐのに効果的だと言われています。
「朝のプールは難しいわ」
と感じる人も、ジョギングやウォーキングでも同じような効果が得られます。約30分程度の運動で、水泳と同等の効果が期待できるそうです。
②腸に嬉しい朝ご飯
朝食には、玄米や生野菜などの食物繊維豊富な食品や、腸内環境を整える効果がある味噌や納豆を取り入れているそうです。
③音楽でリラックス
音楽を聴くことは、リラックスするだけでなく、脳と腸の相互作用にも良い影響を与えるそうです。
④ランチの後は昼寝
30分以内の浅い眠りを経験することで、消化器官の働きが整い、また注意力も向上すると言われています。
⑤夕食の基本は鍋もの
野菜と、きのこをたっぷり含む鍋を食べることで、善玉菌の栄養源となる食物繊維を摂取しているそうです。
⑥楽しんで仕事をする
吉汲先生は、人生と仕事を楽しむことをモットーにしています。
診療中、ポリープを取り除いたときの達成感から、
「この治療で患者さんの健康リスクを軽減できた!」
と満足感に満ちているそうです。
⑦1日の〆にヨガ
吉汲先生は、食後に近くのヨガスタジオ「LAVA」に通っています。
ヨガは心と体をリフレッシュさせ、自律神経を整えることで胃腸の調子も整えるそうです。
また、オンラインでもヨガができるので、自宅でも手軽に取り組むことができます!
【健康カプセル!ゲンキの時間】肝臓を守る方法[黒崎雅之先生]
黒崎先生は、肝臓の健康を維持するために、食事や運動などの健康習慣を数値化することを重視しています。
先生が行っている数値化の方法は、主に以下の3つです。
②毎朝の体重測定
③仕事帰りの運動
①朝の通勤時
黒崎先生は、病院への通勤には自動車を使わずに徒歩で移動する習慣があるそうです。
また、スマートフォンのアプリを使用して、毎日の歩数を記録しているとのことです。
この歩行による有酸素運動は、代謝を促進し内蔵脂肪を燃焼する効果があり、脂肪肝の予防にもつながると述べています。
②毎朝の体重測定
体重の記録は100g単位で記録。
そうすることでグラフにするとモチベーションになるそうです。
③仕事帰りの運動
仕事帰りに「chocoZAP」に通っている黒崎戦士は、毎日5kmを30分程度で走ることを目標にしているそうです。
ジムでのトレーニング日も含めて、運動の記録をしっかりと残すことで、自身のモチベーションを維持しているとのことです。
食事とお酒のアドバイス
黒崎先生から肝臓の健康を保つための「食事とお酒のアドバイス」がありました。
朝食には、黒崎先生が摂取しているのはスムージーです。
手軽で美味しく、かつ満腹感があるそうです。
スムージーには、野菜(小松菜、ブロッコリー、にんじん)と果物(りんご、バナナ)に青汁、きな粉、黒ごま、豆乳を混ぜ合わせています。
「肝臓は身体内でたんぱく質を合成する工場ですから、たんぱく質の摂取が重要」
とのこと。
お酒を飲む際の肝臓への配慮として、何も食べずにお酒を飲むと血中アルコール濃度が急上昇するため、
「しっかりとした食事を摂りながら飲む」
ようにアドバイスしています。
また、アルコールの分解にはビタミンが必要なので、野菜を積極的に摂取することも重要だとのことです。
二日酔いを防ぐためには、
「お酒と同量の水を一緒に摂取する」
ことが大切だそうです。
【健康カプセル!ゲンキの時間】正しい睡眠法[栁原万里子先生]
睡眠の専門家である栁原さんの良質な睡眠のためのルーティンがあります。
彼の寝室には、電気はもちろんのこと、何もありません。
彼の熟睡ルーティンは、非常に厳格で、睡眠環境には細心の注意を払っています。
②帰宅後にハーブティー
③リンゴ酢の炭酸割
④寝室の照明器具は取り付けない
⑤カーテンは薄手ものを1枚
①寝る前は間接照明のみ
栁原さんは、寝る1時間前から、間接照明を使用して夕焼けの雰囲気を演出しているそうです。
②帰宅後にハーブティー
ラベンダーやカモミールなどのハーブには、ストレスを軽減する効果があるそうです。
ハーブティーを飲むことでリラックスし、自律神経が整い、良い眠りにつけるとされています。
③リンゴ酢の炭酸割
柳原先生は、お酒も好きなのですが、
「お酒を飲むと眠りが浅くなり、頻繁に目覚めることが増える」
と指摘しています。
そこで、晩酌の気分を楽しむために、お酒の代わりにリンゴ酢を炭酸で割って飲んでいるそうです。
これにより、お酒をやめて睡眠障害が改善した患者さんもいるそうです。
④寝室の照明器具は取り付けない
柳原先生は、熟睡するために寝室の照明器具を元から取り付けていないそうです。(廊下も暗くしているのですが、足元のライトは転ばないように取り付けています)
旦那さんからは「ここはダンジョンか?」と冗談を言われているそうです。
⑤カーテンは薄手ものを1枚
柳原先生は、寝室のカーテンを二重三重にせず、薄手のものを取り付けているそうです。
明るい環境になると、脳は目を覚ます準備を始めるため、薄手のカーテンを選ぶことで朝の光を感じるようにしています。
また、寝室は朝の光が入るよう、東向きの部屋を選んでいます。