2024年7月4日放送[林修の今知りたいでしょ!」では、暑い夏でも寝つきが良くなる、筋弛緩法と1分呼吸法、入浴法について紹介されました!
教えてくれたのは、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の責任者で、睡眠学の世界的権威でもある柳沢正史先生。
日本人の月ごとの平均睡眠時間は、暑い7月と8月は冬場と比較して1日で平均22分も短いことが分かっています。
22分というとそんなに違いがないと思われるかもしれませんが、睡眠は毎日のことなので、月間に換算するとトータルで約11時間も睡眠が減っていることになります。
睡眠時間が短いと、体にダメージが蓄積したままになるというリスクが・・・。
ぜひ筋弛緩法や1分呼吸法、入浴法を実践して、暑い夏でもぐっすり眠り体の疲れをリセットしましょう!
【林修の今知りたいでしょ!】筋弛緩法と1分呼吸法、入浴法
7月4日(木)よる7時からの#林修の今知りたいでしょ は3時間SP🌟
①海外の映像も交え #異常気象 の今に迫ります🌧️
②#睡眠 学の権威が登場!寝つきが良くなる意外な方法は😴
③最新 #熱中症 対策も💦#林修 #バカリズム #八木亜希子 #伊集院光 #藤本美貴 #渡辺翔太(#SnowMan) #伊沢拓司 #斎藤ちはる pic.twitter.com/cPKmh2gH5a— 【公式】林修の今知りたいでしょ! (@imadesyo_ex) July 2, 2024
寝つきが良くなる効果の理由
ぐっすり眠るために必要なことはまず、
- 眠る前にリラックスすること
- 深部体温を下げること
の2点です。
眠る前に体をリラックスさせると、心身の緊張がほぐれて副交感神経が優位となり、眠りやすくなります。
そのために効果的なのは、筋肉を緩めることと、呼吸です。
それを実践するのが筋弛緩法と1分呼吸法。
人間は、深部体温がぐっと下がる時が一番寝やすいことがわかっています。
たとえば夜に湯舟につかると、意図的に深部体温を下げることができます。
5秒でできる筋弛緩法
- 椅子やベッドに普通の姿勢で腰掛ける
- 肩に思いっきり力を入れて5秒キープ
- 肩をストンと落として10秒~20秒脱力
- 肩と腕に力を入れて5秒キープ
- 肩と腕をストンと落として10秒~20秒脱力
- 全身に力を入れて5秒キープ
- 10秒~20秒脱力
- これで体全体がリラックスします。
このリラックス法は元々アメリカの医師が心身をリラックスさせるために開発した方法です。
脱力することで心身の緊張がほぐれ、睡眠を司る副交感神経が優位となり眠りやすくなります。
実際に不眠症に悩む人を対象にした研究では、眠りにつくまでの時間が63分から28分に短縮されたというデータが出ています。
過酷な環境下で活動するアメリカ軍でも採用されている方法です。
ベッドで簡単1分呼吸法
- ベッドに仰向けで寝転がり、完全にリラックス
- 7秒かけて鼻から息を吸う
- 7秒かけて口から息を吐く
- 3~4回繰り返す
※息を吸いきったら止めずにそのまま吐いてください。
身体の力が抜けて眠りを誘います。
暑い夏でも寝つきが良くなる入浴方法
- 就寝時刻の1時間半前に入浴する
- 10分~15分お湯につかる
- お湯の温度は40℃~41℃の熱すぎないお湯にすること
※これより熱い温度のお湯につかるとかえって覚醒作用が働いてしまい、目が覚めてしまうので注意しましょう
人間の睡眠には深部体温が深く関係しており、深部体温がぐっと下がるタイミングが一番寝やすいことがわかっています。
エアコンは皮膚の表面温度は下がりますが、内臓などの深部体温にはほとんど影響されません。
そこで、お風呂に入って一度深部体温を上げ、その後急激に下がるタイミングを意図的に作れば寝つきが良くなります。